【 初心者解説 】カメラ ② – カメラの構成 –

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こんにちは、ひろです。

前回は「カメラの種類」についてふれてきましたが、引き続き初心者の「カメラ選び」について本記事ではまとめていきます。

そこで今回は「カメラの構成」について整理していきたいと思います。

ひろ
ひろ

前回ではどういった分類をデジタルカメラがされているのか触れていきました。

ここでは各構成品目がどのような目的を果たしているのか説明していきいます。


まだ前回の記事も見ていない方がいれば、ぜひ下記より確認してからこの記事を見てもらえると嬉しいです。

hiro-simple.com/camera1/

この記事のオススメな方

  • スマホに搭載されているカメラでは物足りないように感じている
  • 新たにカメラを購入しようかと検討している
  • 子育てをしていく記録を写真で残したい

カメラの構成 概要

各専門用語の解説に入る前に、まずはカメラの構成とそれぞれの役割について触れていきます。

前回に紹介したように一概に「カメラ」と表現しても、種類が多岐にわたります。

そのため、ここでは「一般的なデジタルカメラ」に絞って紹介していきます。

デジタルカメラ の カメラ構成

デジタルカメラにおける構成は大きく分けて下記の4つに分類されます。

  • レンズ:集光して像を結ぶ役割を果たしています。
  • 撮像素子:レンズを介して入ってきた光の情報を電気的な情報に変換しています。
  • 画像処理エンジン:膨大なデジタルデータに幅広い演算処理を行い画像を生み出します。
  • 記録メディア:メモリーカードなどにデータを記録していきます。

https://av.jpn.support.panasonic.com/support/dsc/knowhow/knowhow01.html

一概にデジタルカメラの画質(画像の美しさ)は、「レンズ / イメージセンサー / 画像処理エンジン」の性能によって決まってきます。

カメラの構成 詳細

ここからは先程触れた各構成の詳細に触れていこうと思います。

レンズ

「レンズの違い=撮影できる写真の違い」に現れるので、どのレンズを使用するかは非常に重要です。

カメラの種類における「レンズ交換の可否」は前回に触れたように下記のようになっています。

  • 交換 OK:一眼レフ / ミラーレス一眼
  • 交換 NG:コンパクトデジカメ / スマートフォン

レンズの種類

それぞれ焦点距離の違いから異なる画角の撮影が可能となる一般的なレンズとなります。

  • 広角レンズ:広い画角で被写体に対して広視野撮影できます(焦点距離=35mm以下)
  • 標準レンズ:人の眼で見た感覚に最も近いレンズを指します(焦点距離=50mm)
  • 望遠レンズ:狭い画角で被写体を大きく引き寄せて撮影ができます(焦点距離=80mm以上)

特殊レンズについて

先程触れた一般的なレンズと異なり、個性的な表現をするためのレンズとなります。

  • マクロレンズ:被写体に対して接近することで超クローズアップした撮影が可能
  • 魚眼レンズ:周囲が極端に湾曲させ広大な画角を活かした撮影が可能
  • ソフトレンズ:ピントを合わせた周囲の光を滲ませることで幻想的な撮影が可能

撮像素子(イメージセンサー)

レンズを介して集光された光情報を電気的な信号に変換する役割を果たしています。

どれだけ良いレンズを使って多く集光してもイメージセンサーが光情報を十分に処理できないことには撮影できる写真の画質に限界が出てきてしまいます。

イメージセンサーの大きさ

センサーサイズはどういったことに影響が出るのかについて触れていきます。

顕著に合われる項目としては次のような箇所でそれぞれ違いが出てきます。

センサーサイズが大きければ・・・

  • 画角:広い画角で撮影が可能
  • ボケ量:ボケ量が大きくなる
  • 暗所性能:夜間や室内撮影でもノイズが少ない撮影が可能
  • カメラやレンズのサイズ/重量:筐体は大きく重量も重くなる
  • 価格:コストが高くなる傾向にある

イメージセンサーの種類

ではセンサーサイズの大きさの違いはどのように表現されているのでしょうか。

一般的には次のような名称でスペックシートには記載されていることが多くあります。

  • 35mm フルサイズ:高価格帯な一眼レフ / ミラーレス一眼
  • APS-C サイズ:初心者~中級者向けの一眼レフ / ミラーレス一眼
  • マイクロフォーサーズ:初心者~中級者向けの一眼レフ / ミラーレス一眼
  • 1.0型:コンパクトデジカメ
  • 1/2.3型:一般的なスマートフォンなど

https://www.sony.jp/camera-biz/knowledge/basic_knowledge02/

画像処理エンジン

イメージセンサーにて得られた電気信号に対して画像処理を行う部分で、撮影前の設定に基づいた画像処理が行われます。

また基本的にはカメラメーカー各社によって独自開発した画像処理エンジンの名称が付けられているためレンズやイメージセンサーのように一概に比べることが出来ません。

主に行われている画像処理

  • 色合い / 色温度:光が持つ様々な色を示すもので、写真の雰囲気に有効な処理の1つ
  • ホワイトバランス:白いものを白く写すための補正であり不自然な色調を避けるための方法
  • 彩度:画像の鮮やかさを示し、彩度の上下によって鮮やか~地味な画像となる
  • ノイズ除去:高感度撮影時に生じる写真のバラツキを補正

データ形式の違い

記録形式の違いは保存される際のデータ容量や画質の違いに現れます。

主には「RAW形式 / TIFF形式 / JPEG形式」の3つが挙げられます。

  • RAW形式:イメージセンサーを通過したそのままの生データ
  • TIFF形式:JPEGと比べて高い画質での保存が可能だが、ファイル容量が大きくなる
  • JPEG形式:ファイル容量が小さく取り扱いが容易な一方で画質を落とす

一般的に「RAW形式」は画像エンジンでの画像処理が未処理状態のため、専用ソフトで現像処理を行うことが前提のデータ形式となっています。

※ JPEG形式でも専用ソフトでの補正が出来ますが、RAW形式ほどの大きな修正は出来ません。

まとめ

今回は初心者の方に向けて「カメラの構成」について解説をしてきました。

カメラを選ぶ際には幅広い項目を確認して機種を選ぶ必要がありますが、まず大きな構成品目から理解をしていくことが重要となります。


次回はカメラの購入時や撮影時に一度は目にすることになる「専門用語」について紹介していきます。

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