こんにちは、ひろです。
前回は「カメラの構成」についてふれてきましたが、引き続き初心者の「カメラ選び」について本記事ではまとめていきます。
さて今回は「カメラ撮影時に必要な専門用語」について整理していきたいと思います。
カメラを選びにお店に行っても「ISO値」「F値」「センサー」などといった知らない単語が並んでいるのでは無いでしょうか?
もし前回までの記事も見ていない方がいれば、ぜひ下記より確認してからこの記事を見てもらえると嬉しいです。
この記事のオススメな方
- スマホに搭載されているカメラでは物足りないように感じている
- 新たにカメラを購入しようかと検討している
- カメラを購入したいがどうやって選べば良いかわからなくて困っている
カメラの専門用語 解説
では特に知っておくべき代表的な専門用語について紹介していきます。
しっておきたい専門用語 ~ レンズ編 ~
カメラはレンズにて集光した光の信号をイメージセンサーで捉えることで撮像しています。
そのためどのように集光するかによって撮影できる画像が大きく変わってきます。
その「どのように集光するのか」を多数のラインナップで対応できるのが豊富な種類が設けられているレンズとなります。
F値(レンズ絞り値)
F値はレンズから入る光の量を表す数値となっています。
F値が小さい(例:F2)
入る光の量が多くなり、ピントが合って見える範囲(=被写深度)が浅くなりボケ量が大きい
F値が大きい(例:F22)
入る光の量が少なくなり、被写深度が深くなるためボケが目立ちにくい
上記を踏まえてポートレートのような特定の被写体以外はぼかしたい場合は小さいF値のレンズが好まれます。
なおF値が変更できないレンズは一般的に「単焦点レンズ」と呼ばれて販売されています。
https://www.tamron.com/jp/consumer/sp/impression/detail/article-types-of-camera-lenses.html
焦点距離
焦点距離はレンズ~イメージセンサーまで距離です。
焦点距離が短い(例:35mm 以下)
画角が広くなるため、被写体が小さくなる
焦点距離が長い(例:85mm 以上)
画角が狭くなるため、被写体が大きくなる
焦点距離が短いと画角が広くなるので、一般的には広角レンズと呼ばれます。
一方で焦点距離が長いと被写体が大きくなるので、こちらは望遠レンズと呼ばれています。
https://personal.canon.jp/articles/beginner/glossary/hyojun-kokaku-boen
マウント
様々なメーカーがレンズを販売していますが、どのカメラにも接続できるわけではありません。
そこで重要になってくる点がカメラ本体とレンズを接続する箇所に当たる「マウント」になります。
マウントについては下記のように各社で独自規格となっているため注意が必要です。
キャノン(Canon)
- EFマウント: フルフレームおよびAPS-Cのデジタル一眼レフ用
- EF-Sマウント: APS-Cセンサーのデジタル一眼レフ用
- RFマウント: フルフレームのミラーレスカメラ用
- EF-Mマウント: APS-Cセンサーのミラーレスカメラ用
ソニー(SONY)
- Eマウント: フルフレームおよびAPS-Cのミラーレスカメラ用
- Aマウント: デジタル一眼レフおよびトランスルーセントミラーカメラ用
ニコン (Nikon)
- Fマウント: フルフレームおよびAPS-Cのデジタル一眼レフ用
- Zマウント: フルフレームおよびAPS-Cのミラーレスカメラ用
パナソニック (Panasonic)
- Lマウント: フルフレームおよびAPS-Cのミラーレスカメラ用
- マイクロフォーサーズマウント: ミラーレスカメラ用(オリンパス共同規格)
しっておきたい専門用語 ~ カメラ設定編 ~
ここからはカメラの撮影時の設定で意識したい専門用語について解説していきます。
ISO値
ISO感度はカメラのセンサーが光をどれだけ敏感に捉えるかを示す指標となります。
低いISO感度(例:ISO 100)
センサーが光に対してあまり敏感でないため、十分な光がある状況で使います。
結果として、ノイズが少なく、きれいな画像が得られます。
高いISO感度(例:ISO 3200)
センサーが光に対して非常に敏感で、暗い場所でも短いシャッタースピードで撮影できますが、ノイズが増えます。
一般的にISO感度の数値を大きくするとノイズが増えてしまうため、場面に応じて数値を大きくし過ぎないといった注意が必要です。
シャッタースピード
シャッタースピードは、カメラのシャッターが開いている時間の長さを指します。
そのためカメラにどの程度光が入ってくるかに大きく影響を与える項目となります。
速いシャッタースピード(例:1/1000秒)
短い時間だけシャッターが開くため、動いている被写体を止めて写すことができます。
動きが静止したように見える写真が撮れますが、光の量が少なくなるため、明るい場所やISO感度を上げる必要があります。
遅いシャッタースピード(例:1秒)
長い時間シャッターが開くため、動いている被写体がブレて写ります。
動きを表現したい場合や、夜景を撮影する場合に適しています。
ただし手持ちで撮影するとカメラ自体の揺れで写真がブレるため、三脚が必要になります。
上記をふまえて一般的に被写体によって大きく使い分ける必要がある項目となっています。
滝のような流水撮影は遅いシャッタースピードが適しているのに対して、スポーツ選手の撮影などは速い設定値にすることで、被写体を止めて撮影が可能になります。
露出
写真撮影において「取り込む光の量」は非常に重要な項目の1つとなりますが「露出」は取り込む光の量を指しています。
露出をコントロールしているのは先ほどまでに紹介をしました「シャッタースピード / ISO感度 / F値(絞り)」の3つの項目によって決まります。
基本的にはこれらの要素をそれぞれバランスを取ることでイメージに近い写真を撮影できます。
https://www.nikon-image.com/enjoy/phototech/cameralesson/lesson08.html
まとめ
今回はまずはじめに知っておきたい「カメラの専門用語」について解説してきました。
カメラを選ぶ際には色々な数字が出てきますが、最低限知っておくべき言葉を理解しておくだけでもお店に行った際のカメラのイメージが段違いになってきます。
ぜひこのページを見た後には一度お店に足を運んで選んでみてはいかがでしょうか。
次回は絶賛自分自身が購入したいカメラを選んでいる真っ只中なので、選ぶ際に意識しているポイントをメインに感想をまとめていきます。
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