こんにちは、ひろです。
前回は初めてPCを購入する際には知っておきたいCPUやGPUについて紹介してきました。
今回はPCにおけるRAM(メモリ)や 内部ストレージについてもう少し踏み込んで紹介していきます!!
PCを購入する場合はなんとなくで選んでいる人も居るのではないでしょうか。
自分自身にあったスペックを選択できるためにも、最低限の知識があるとPCコーナーが全く違った世界に見えると思います!!
この記事のオススメな方
- 新たにPCを購入しようかと検討している
- PCを調べたがどの数字が何を指しているのか分からない
- いろんな項目に容量の記載がされていて、何の容量なのかが理解できない
RAM(メモリ)
RAM(メモリ)は、パソコンが作業を行うために一時的にデータを保存する場所です。
例えるなら作業をするための「作業台」であり、RAMの容量=作業台の広さとなります。
そのため作業内容によって適したRAMを選択することで一度に多くの作業を快適に行えますね。
RAMが多いと、複数のアプリケーションを同時に開いてもパソコンの動作が遅くなりにくくなります。
逆にRAMが少ないと、動作が重くなったり、アプリケーションが強制終了することもあります。
実際に、アプリの中でも写真編集ソフトや動画編集ソフトは多くのメモリを消費するため注意が必要です。
PCを選択時の基準
一般的な使用範囲(ウェブ閲覧、動画視聴、簡単な文書作成)には8GBのRAMで十分です。
また画像や動画編集も行うなど、より快適なパフォーマンスを求めるなら16GBがおすすめと言われています。
その他クリエイティブな作業やゲームを本格的に行いたい場合は、32GB以上といった選択肢も出てきます。
内部ストレージ
内部ストレージはパソコンの中のデータを長期間保存する場所を指しています。
これはパソコンの「収納庫」と考え、写真、動画、アプリケーション、オペレーティングシステム(OS)など、すべてのファイルがここに保管されます。
ストレージタイプの違い
HDD
HDDは物理的にデータを記録するディスクが内部にあり、大容量で安価なのが特徴です。
一方で動作音があり、速度が遅い傾向にあるため、一昔前の古いパソコンには多く使われていました。
SSD
SSDはフラッシュメモリを使用してデータを保存するため、HDDよりも速く、静かで耐久性も高いです。
特に読み込み速度に大きな差が出るため、HDDに比べてパソコンの起動やアプリの読み込みが速くなります。
HDD vs SSD
これまでの紹介してきた通り、HDDとSSDは基本的な用途は全く同一となります。
そのためこれら2つは比較されるケースが多いため、下記に複数項目での特徴をまとめてみました。
SSD | HDD | |
速度 | 非常に高速 | 比較的遅い |
耐久性 | 耐衝撃性に優れる | 衝撃に弱い |
静音性 | 静か | 動作音がする |
消費電力 | 低い | 高い |
価格 | 容量あたりの価格が高い | 容量あたりの価格が安い |
データアクセス | ランダムアクセスが速い | ランダムアクセスが遅い |
寿命 | 書き換え回数に制限があるが長寿命 | 使用時間に応じた劣化が進む |
利用シーン | パソコンの起動、アプリケーションの高速動作に最適 | 大容量データの保存に適している |
重量 | 軽量 | 重い |
SSDの方が良さげな記載が多く見えますが、やはり金額は高額になります。
「良いもの=高額」なのは当然なので、必要な容量とお財布事情と要相談ですね。
PCを選択時の基準
基本的に快適にパソコンを使用したい場合、読み込み速度を重視してSSDがおすすめです。
また容量としては最低256GBの容量が推奨されることが多いですが、写真や動画を多く保存する場合は512GB以上も視野に入ってくる可能性があります。
その一方で大容量なデータを保存する場合は、価格帯も考慮する必要があるためHDDとの併用を考えることも有効です。
データの長期保存の観点では他にも外付けの媒体も選択肢に入ってきます。
そのためパソコン内部のストレージ容量にだけ拘る必要は無いかと思います。
まとめ
今回の記事ではパソコンを選ぶ際の「RAMとストレージ」について紹介をしてきました。
前回のCPUやGPUにおいても専門的な用語が多く出てきましたが、今回はレパートリーが複数設けられているスペックが用意されているケースがありどれを選択したらよいのかわからない人も多かったのでは無いでしょうか。
今回の記事が皆さんのパソコン選びの一助になれば幸いです。
次回はパソコン編の最終回として「外付けのデータ保管方法」について紹介をしていきます。
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